そろそろ桜ソングについて一言いっとくか

公開日: 2016/04/08 LOST IN TIME エレファントカシマシ フジファブリック ミュージック 桜ソング 動画

桜

3月25日に放送された「Mステ桜&卒業ソングスペシャル」を見て知ったんですが、桜ソングのCD売上枚数歴代1位って福山雅治さんの「桜坂」だったんですね。

「桜坂」は、2位AKB48「桜の木になろう」の実に2倍以上の売上枚数で、断トツの229.9万枚。

すごい。

今回はそんな売上ランキングは置いといて、個人的に好きな桜ソングを3曲+1曲紹介します。

桜の花が散ってしまう前に。

スポンサーリンク




フジファブリック「桜の季節」


1stシングル
1stアルバム「フジファブリック」収録


-桜の季節-
桜の季節過ぎたら遠くの町へ行くのかい?
桜のように舞い散ってしまうのならばやるせない

ならば愛を込めて 手紙をしたためよう
作り話に花を咲かせ 僕は読み返しては感動している!

出典:「桜の季節」/フジファブリック

僕がフジファブリックの存在を知ったのは、大学生の頃で、何故かその時はあまり興味を持ちませんでした。

その数年後に「若者のすべて」という曲を聴いて、一気にファンになりました。

それから昔の曲をさかのぼって聴いていく内に、この「桜の季節」と出会い、実際にライブも観たことがあるんですが、その時すでにボーカルの志村正彦は亡くなっていました。

「桜の季節」は、まずイントロにやられました。「なんだっ!このかっこいい(ヘンテコな)イントロは!」と感じたのを覚えています。

そして、詩に対するメロディーの当てはめ方が独特ですよね。メロディーのリズムというか。

上手く説明できないんですが、曲を聴いた時に何か違和感があると思うんです。
でも、その違和感がクセになってきませんか?

ちなみに、このPVのコンセプトは「桜を出さずに、いかに桜の季節だと思わせるか。」

教室の窓から、うっすら桜の木が見える気もしますが、確かに、桜ははっきりと出てきません。

それでも、春の感じや桜の季節の感じが伝わってきて、ねらい通りにこの曲に引き込まれてしまいます。

もう少し早く知りたかったバンド。なんともやるせない。その通りだよ志村。





桜とは関係ないけど、この曲も。

-若者のすべて-


陳腐な表現だけど、たまらなく切ない。





エレファントカシマシ「桜の花、舞い上がる道を」


36thシングル
19thアルバム「昇れる太陽」収録
 

-桜の花、舞い上がる道を-
桜の花、舞い上がる道をおまえと歩いて行く
輝く時は今遠回りしてた昨日を越えて
桜の花、舞い上がる道を

桜が町彩る季節になるといつも
わざと背を向けて生きてたあの頃
やってられない そんな そんな 気分だった
遠くのあの光る星に願いを…

でも例えりゃあ人生は花さ 思いでは散りゆき
ああ 俺が再び咲かせよう

明日輝くために息も切らさず走り抜けた
過去を 未来を 自分を 遠回りしてた昨日を越えて
桜の花、舞い上がる道を

出典:「桜の花、舞い上がる道を」/エレファントカシマシ

この曲に特に思い入れはありませんが、急に聴きたくなったので。そんなこともあるよね。

力強い歌声が妙に切ない1曲。





LOST IN TIME「五月の桜」


8thアルバム「LIFE IS WONDER」収録


-五月の桜-
読みかけのままの文庫片手に
勾当台公園で ひと休み
ようやく この街にも春は
やって来てくれたみたいだ

二階から落ちてくるような弟も
不思議な格好の銀行強盗も
見慣れたこの街を舞台に描かれて消えてった

見上げた空に五月の桜
笑う緑と泣く子供

深い爪痕と今も隣り合わせのままで
未だ あらゆる感情が渦巻くこの街で
「頑張れ」や「立ち上がれ」とかじゃなくて
ただ「君が好き」って歌えたなら

出典:「5月の桜」/LOST IN TIME

「LOST IN TIME」というバンドを知っていますか?

僕がこのバンドと出会ったのは、フジファブリックと同じく大学生の時でした。

メロディーはもちろんですが、ボーカル海北大輔が紡ぐ歌詞にかなり深くはまっていきました。「5月の桜」の歌詞は中村マサトシ(THE YOUTH)との共作ですが。

この曲はLOST IN TIMEの8thアルバム「LIFE IS WONDER」に収録されています。少し遅い東北の桜をあなたに。

「5月の桜」を聴いて何か感じるものがあれば、LOST IN TIMEの他の曲も是非聴いてみて下さい。






最後に


あらためて桜にまつわる歌を聴いてみると、なんとも切なくしんみりとした気持ちになりました。

「桜ソング」についての文章を書くにあたり、桜にまつわる歌ってたくさんあるので「桜の歌はもう飽きたよ、もういいよ。」って方も多いのかなって勝手に感じていて。(そもそも「桜ソング」って呼び方自体があまり好きじゃない。)

だけど、せっかくの一年に一度の桜の季節だし記事にするなら、一般的に知られてなさそうな桜ソングがいいな、と思って「桜の季節」、「桜の花、舞い上がる道を」、「五月の桜」の3曲を紹介しました。

あらためて、じっくり昔の曲を聴いてみると、思いがけない事を思い出して何とも言えない気持ちになる事ってありませんか?

少なくとも僕にはあります(苦笑)。

あまり過去の事は思い出したくないので、聴きすぎるのもどうかと思いますが、たまにはいいのかな、なんて。

自分だけの桜ソングがあなたにもあるはず。

スポンサーリンク

スポンサーリンク