星ガ丘ワンダーランドは僕らの記憶の中にある遊園地だった

公開日: 2016/03/10 映画 佐々木希 市原隼人 松重豊 新井浩文 菅田将暉 星ガ丘ワンダーランド 中村倫也 木村佳乃

遊園地の観覧車
先日幸運なことにチケットが手に入ったので、映画「星ガ丘ワンダーランド」を観てきました。

キャストは、
中村倫也、新井浩文、佐々木希、菅田将暉、杏、市原隼人、
木村佳乃、松重豊、etc。

公式HPによるとミステリーということらしいですが、心温まる?人間ドラマでした。

?とつけたのは物語を思い出してみて、登場するひとたちが持っている温かさが描かれていたのはもちろん分かるんだけど、観ている最中は温かいだけじゃない人間の色んな感情が僕の中を支配していたからだと思う。


あらすじ
星ガ丘駅の近くにある、今は閉園してしまった遊園地、星ガ丘ワンダーランド。
駅の「落し物預り所」で働く温人は、落とし物の持ち主を想像しては似顔絵を描くことが日課だった。

そんなある日、20年前に姿を消した母の訃報が届いた。かつて笑顔と喜びにあふれていたワンダーランドで自殺をしたという。

その死をきっかけに、温人は離れ離れになっていた兄、そして義理の姉弟と出会うことになる。

そして彼らが出会うとき、閉ざされていた過去が明らかになっていく・・・。
                                                                          出典:星ガ丘ワンダーランドHP

忘れたままになっていた、あるいは曖昧だった記憶が懐かしいモノや出来事によって思い出されていく。

そういう記憶っていうものは、それがつらいものであればある程忘れたままにしておいた方が楽でいいものなのかもしれない。大体のものが傷口をえぐるものだから。

でも、ふとした瞬間に思い出してしまうことがあって、どうしようもない気持ちになってしまうことがある。

それは過去実際に起こったことかもしれないし、自分の中で勝手に作り変えられたものかもしれない。
ある人にとっては楽しい思い出であっても、その他の人にとってはそうではないかもしれない。

物事はそれを見る角度によって違う見え方をするものだから。

それでもできるなら僕らに関する全ての物事が、温かい想いに溢れていてほしいよなぁと思ってしまう。
そんなことはありえないんだけど。

全編通して横たわるどこか重苦しい空気。薄もやがかかったような世界。どこか不鮮明。

僕が感じていた?の正体は、自分自身が勝手に作り上げたフィルターを通して物語を観ていたからかも。

市原隼人がいい味出してました。

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